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歯科技工士
歯科技工士とは?
歯科技工士とは、歯科医師が型どりした歯科模型(石膏モデル)をもとに入れ歯や差し歯、金属冠、また歯並びを治すための修正装置などを製作、加工、修理することが主な仕事です。また、病気や事故のために顔面や顎の一部をなくしてしまった患者さんに、額顔面補綴物の製作も行います。
患者は性別、年齢、生活習慣の違いにより、歯の形や色、歯並びに微妙な差があります。そのため、義歯を製作する際には、ひとつひとつの手作りとなります。
歯科技工士の主な勤務先は歯科医院、診療所、病院、歯科技工所、歯科機材メーカーなどがあげられます。また、技術を磨いて歯科技工所の独立開業も可能です。
◆歯科技工士の資格をとるには?
大学あるいは短大の歯科技工士課程、または専門学校などの養成機関で2年間学び、国家試験に合格すると免許が得られます。修業年限は昼間2年、夜間3年です。
養成所での学習は、ほとんど歯科技工に関する科目です。専門科目のほとんどが基礎実習を含んでおり、実習時間は全体の7割ほどにおよびます。それでも時間が不足しがちなため、養成機関では、免許取得者を対象とした卒後研修コースを設けて、より高度な知識と技術を身につけられるようにしています。
現在は男性歯科技工士が約8割をしめていますが、将来的には女性の進出が期待される職業です。
2015(平成27)年現在、約55校あります。