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看護・医療系職業紹介

臨床工学技士

  •  臨床工学技士は、医師の指示のもとに「生命維持管理装置」の操作および保守・点検を行う専門職です。
     生命維持管理装置としては、腎臓疾患者を対象とした人工透析装置による人工透析がよく知られていますが、人工心肺装置(心臓と肺の主機能である血液循環・ガス交換を人工的に代行)などがあります。これら以外にいくつか示すと次のようなものがあります。
    〈人工呼吸装置〉気管内に人工的に酸素を送り込む装置で、気管に呼吸用のチューブを挿入して酸素濃度を一定にした空気を送り込んでいます。〈高気圧治療装置〉潜水病や高山病の患者は、血液内の酸素濃度が低くなっていますので、一般の大気圧より気圧を高めて血液中の酸素濃度を高めるための装置です。
     臨床工学技士は、これらの機器や装置を扱いますが、必要な薬剤や治療材料の準備・確認、装置の始業点検からはじまり、装置を患者へ装着する、運転状況の管理、条件の設定や変更などを医師との連携のもとに行う、非常に高度な知識が要求される専門職です。
  •  臨床工学技士の働く場の中心は、病院などの医療機関ですが、生命維持装置を製作する会社に所属し、装置の販売やメンテナンス、技術指導をするという就業形態もあります。
  •  国家資格ですので、国家試験に合格しなければなりませんが、その受験資格を得るには、
     ①修業年限3年以上の養成機関で学ぶ。
     ②4年制の大学で必要な単位を履修する。
     ③2年制または1年制の短大・専修学校で指定単位を履修した者は、さらに養成学校で2年間学ぶ。
     2015(平成27)年4月現在、約60校あります。
    平成27年実施:臨床工学技士国家試験合格者数
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