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看護・医療系職業紹介

臨床検査技師

  •  臨床検査技師は、患者の医療の診断・治療のために必要な医学検査データを化学的検査により医師に提供する専門職です。これらの検査は、従来は看護師が中心になって行っていましたが、医療技術の高度化や検査内容の複雑化もあり、独立した専門分野となったものです。
     主な検査内容は次の2つです。
    ①検体検査:「検体」とは、患者の生体から得る血液・尿・便や、体の組織(細胞)などのことで、これらを採取してその成分・細菌の有無とその種類、病気の有無や症状の変化などを調べ、的確な情報を提供します。血液学的検査、生化学検査、微生物学的検査、病理学的検査、輸血検査、遺伝子検査などがあります。②生理検査:各種の測定機器(検査機器)を使って患者を直接検査するものです。心電図、心音図、脳波、筋電図、呼吸機能、眼底写真、熱画像、磁気共鳴画像検査(MRI)などの検査をします。
     これらの検査により提出されたデータをもとに、担当医師が診断をくだし、治療方針を立てたりするのです。
  •  臨床検査技師のほとんどは女性が占めており、総合病院・大学病院・診療所などの医療機関で働いています。また、検査を専門に引き受ける検査会社も職場となっています。公的な機関である、公害研究所・衛生研究所、さらに大手企業にみられる研究室も活躍の場となっています。予防医学が注目される今後は、臨床検査技師の必要性は高まると予測されます。 2015(平成27)年4月現在、約85校あります。
  •  養成学校での授業は、高度な内容となっており、例えば、1・2年次では医学と工学に関する講義が中心で、同時に技術習得のために実習も多く組み入れられています。3年次では病院に出向いての臨床実習があり、その期間はおよそ半年程度です。
     これらのことをクリアすることで、医療スタッフとしてのスペシャリストとなることができるのです。
    平成27年実施:臨床検査技師国家試験合格者数
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