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看護・医療系職業紹介

保健師

  •  保健師とは、「保健指導に従事することを業とする者」と規定され、看護師と同様に男女共通の資格です。
     看護師と保健師の仕事の違いをみると、看護師は病気や怪我をした人(患者)への援助(看護)であるのに対して、保健師は病気にならないようにあるいは怪我をしないように援助することと言えます。
  •   保健指導とは、地域住民の健康保持とその向上のために集団検診や健康相談などを行うことです。
     保健指導の身近な例では、乳幼児を抱える母親の育児相談や定期的な健康診査、エイズに対する不安を感じている人の相談に乗る、さらに地域の衛生・伝染病に関する相談や指導などがあげられます。
    働く場の中心は保健所や市町村の保健センターなどの施設、病院、企業などですが、その割合を最近の統計でみると、およそ保健所18%、市町村60%、病院・企業20%となっています。
     看護師の働く場と比較すると、その場は限定されているともいえます。
  •  保健師になるには、保健師国家試験に合格しなければならないのは当然ですが、注意しなければならないのは、看護師国家試験に合格したうえで保健師国家試験に合格する必要があるということです。すなわち、保健師国家試験の受験資格を得て試験に合格しても、看護師国家試験に合格しないと保健師にはなれないのです。
     下の図に、保健師資格取得までの流れを示しました。
    最も一般的なコースは、看護大学での4年間で保健師課程を履修して、看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格の両方を得て受験し、同時に両方の資格を得るものです。
     看護短期大学(短大の看護科)では、3年で看護師の資格を得て、保健師専攻科1年課程で勉強して保健師国家試験受験資格を得られるコースを設置している学校があります。
     看護専門学校で4年間学ぶことで看護師と保健師国家試験受験資格を同時に取得できる「4年制の統合カリキュラム」を設置している学校は減少傾向で、その理由としては、保健師が充足状態にあることがあるようです。
     現在約250校があります。
     このほか、高等学校の5年間一貫の衛生看護科→看護師→保健師、准看護師→看護師→保健師というコースもあります。
     また、スキルアップの一つとして看護師資格を得て病院で働きながら保健師養成学校で1年間学び、保健師国家試験受験資格の取得を目指す人もいます。
    平成27年実施:保健師国家試験合格者数
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